2024ソロモン諸島総選挙の行方を追う-3

4月17日、今日のソロモン諸島州議員と国会議員選挙の行方をFace Bookのインド太平洋研究会でフォローしてきました。このFBグループはオープンではないので、こちらのブログにもコピーして行きます。

情報が多すぎて、過去から辿れないので、最新情報からになります。

まずは、私のフォロワーの質問に応えて、私のソロモン諸島選挙予想をツイッタースペースで話しました。

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ソロモン諸島選挙予想:地政学も米中競争も排除するソロモン諸島の人々選挙
https://twitter.com/i/spaces/1nAKEaRnZBXKL
グローバルメディアが騒ぐ、地政学も米中競争もソロモン諸島の人々の視点には「ほぼ」ありません。誰が彼らの生活を改善してくれるか、です。その射程には中国も十分に含まれます。なぜか?米国は何もしてこなかったし、豪州も支援も問題が多かったからです。その点彼らの日本への期待は大きいのですが、これに日本が応えられるか?日米同盟の枠組みで支援しましょう!
 
ソロモン諸島選挙の行方
https://twitter.com/i/spaces/1mnGepXwyQYKX
ロイター等々グローバルメディアが取り上げることが事態が私にとってニュースです。
今回50名の国会議員が選ばれた後の方が注目なのです。誰が政権を取るか。そのためのどんでん返しが過去に行われていました。今回は反ソガヴァレのPeter Kenilorea, Matthew Wale, Daniel Suidaniがそれぞれ政党を立ち上げました。選挙後の政権確立への準備でしょう。彼らは米国が自らの反中の動きにソロモン諸島を利用しようとしていることにも警戒感を示しています。実は昨年の日本招聘では、日比谷公園の松本楼にもお連れし、梅屋庄吉が孫文を支援したことなど、日中の長くて深い関係を、私は意識して見ていただきました。

2024ソロモン諸島総選挙の行方を追う-2

2月25日、ソロモン諸島マライアタ州のスイダニ氏の選挙運動が開始した。彼らの来日を支援いただいた皆様、日本訪問は大きく貢献しています!

今回のソロモン諸島選挙、今までの経過を知る立場としてハラハラドキドキである。大きな図で見れば、巨大な中国がバックにつくソガヴァレ派と、辛うじて米豪の支援を受けていそうなマライタ州のスイダニさんたちの野党との戦い。反ソガヴァレのメンバーがあらゆる手段で追放されてきた事実を知ると、選挙の行方も心配です。

以下機械訳

2月25日(昨日)、前マライタ州首相で現U4C党党首のダニエル・スィダニ氏とそのチームが、2024年に予定されているマライタ州政府選挙で5区の議席を争うためのキャンペーンを成功させた。
 打ち上げには、5区の首長、長老、コミュニティの人々が出席した。ダニエル・スィーダニ氏は、力強く非常に思いやりのあるスピーチの中で、マライタを再び再建することの重要性を改めて強調し、マライタに対する彼のビジョンは揺るぎないものであり、彼がマライタのために抱いている再建のビジョンが継続されるよう、また、マライタ州政府に対して第5区の人々の願望を持ち運び、その願望がスィーダニ氏によってリーダーとして考慮され、代表されるよう、全力を尽くすことを強調した。
彼は、私たちが建設するマライタ(第5区を含む)が、経済的に他州から尊敬される地位を回復し、私たちマライタ人が誇りを持って故郷と呼べる場所であり、その成長と発展に喜んで戻り、貢献できる場所であり、私たちの子供たちが私たちのユニークな文化を受け入れることができる場所となるよう、第5区の全コミュニティメンバーが大義のために団結することを呼びかける、 マライタの様々な民族が生活水準を向上させるために闘争を続け、近代化を試みている中で、私たちの子供たちが、私たちの文化的な生活様式の豊かさを守り、育み、すべてのコミュニティで復活させることができる場所です。全体として、立ち上げは大成功だった。
 
ソロモン諸島1ヶ月後に控えた総選挙。公正な選挙はされるのかも注目したい点。3月15日、今日が政党の出陣式。開催場所で揉めたようですが。OUR Partyがソガヴァレ派です。
 
機械訳
𝐁𝐑𝐄𝐀𝐊𝐈𝐍𝐆 𝐍𝐄𝐖𝐒 ; 𝐀𝐂𝐓𝐈𝐍𝐆 𝐏𝐑𝐎𝐕𝐈𝐍𝐂𝐈𝐀𝐋 𝐒𝐄𝐂𝐑𝐄𝐓𝐀𝐑𝐘, 𝐀𝐔𝐊𝐈 𝐏𝐎𝐋𝐈𝐂𝐄 𝐀𝐍𝐃 𝐏𝐑𝐎𝐕𝐈𝐍𝐂𝐈𝐀𝐋 𝐆𝐎𝐕𝐄𝐑𝐍𝐌𝐄𝐍𝐓, 𝐀𝐏𝐏𝐑𝐎𝐕𝐄𝐒 𝐎𝐍 𝐎𝐋𝐃 𝐀𝐔𝐊𝐈 𝐌𝐀𝐑𝐊𝐄𝐓 𝐕𝐄𝐍𝐔𝐄, 𝐅𝐎𝐑 𝐔𝐍𝐈𝐓𝐄𝐃 𝐏𝐀𝐑𝐓𝐘 𝐋𝐀𝐔𝐍𝐂𝐇.
 マライタの現場は、ここアウキの旧アウキマーケット会場の当局が、ソロモン諸島連合党がここアウキで立ち上げるために会場を提供していることを知っている。OUR党と統一党の2党が15日にここアウキで結党する可能性が高いことから、ソロモン諸島統一党のジョン・クワイタ執行委員長は、この新たな進展についてP.S.に知らせるため、州長官に書簡を送った。
P.S.とUP執行部顧問からの書簡によると、P.S.は、ソロモン諸島統一党が私有地当局の許可を得ているにもかかわらず、旧アウキ・マーケット会場での出陣式開催の可否を決定する前に、この問題について警察と協議するとのことである。
OUR党と統一党の出陣式日程が重なったことで、世間は大騒ぎになった。この2日間、マライタの一般市民は、両党の立ち上げを15日にアウキで開催するよう求めて、行ったり来たりしている。
マライタ・イシューによれば、ソロモン諸島統一党執行部は、州長官、マライタ州政府、アウキ警察から、ここアウキのオールド・マーケット会場でのソロモン諸島統一党の正式な結党式開催について、全面的な支持と承認を得たとのことである。
統一党の結党式は2024年3月15日にアウキ旧市場会場で、OUR党の結党式は新市場会場で開催される。

2024ソロモン諸島総選挙の行方を追う-1

ツイッタースペースでも取り上げています。

インド太平洋ポッドカフェ☕️ソロモン諸島総選挙の行方を追う-1

https://twitter.com/i/spaces/1yoKMwqDkvzJQ?s=20

 

2024年4月17日、ソロモン諸島の選挙が1月後に迫った。

この選挙は本来昨年行われるはずだった。しかしソガヴァレ首相が2023年11-12月に開催されたPacific Gamesを理由に憲法を改正してまで、延期された選挙である。

この選挙にインド太平洋研究会で昨年10月に日本のお招きしたDaniel Suidani氏とCelsus Talifilu氏が出馬する。先日出陣式が相次いで行われ選挙に関するニュースが出て来たので順次フォローしていきたい。

16日間も日本で一緒に過ごした人物が選挙に出る。彼らがソロモン諸島の歴史を変える。となると胸が高鳴る。

 

ソロモン諸島連合党 (初代首相ピーター・ケニロレアによって1980年3月創設)アウキで出陣式!

3月15日、アウキに集まったソロモン諸島連合島支持者たち

 

(緑の文字はニュースの機械訳)

元野党党首のマシュー・ワレが連合を結成

CARE Coalition set to launch policy - Solomon Islands Broadcasting Corporation (SIBC)

「CARE」(Coalition for Accountability, Reform and Empowerment) 連合は、今週2月14日水曜日にホニアラで連合政策を開始。「CARE」連合は、説明責任改革とエンパワーメントのための連合(CARE)の略。

選挙に向かう連立のスローガンは「WE CARE」。

「CARE」連合は、マシュー・ワレが率いるソロモン諸島民主党(SIDP)とリック・フーエニプウェラが率いる民主同盟党(DAP)のパートナーシップ。

ワレは元野党党首であり、Aoke/Langalangaの元議員。

Houenipwelaは、スモール・マライタの元議員であり、かつての元首相。

 

この連合を違法である糾弾するソガヴァレ政府

CARE COALITION IS ILLEGAL — Solomon Business Magazine

CARE連合は、政党整合性法(PPIA)の下で登録されることはありません。政党整合性法に対するそのような完全な無視は、私たちの法律のNO-CAREの態度を示している、と首相府による今日のメディア声明は述べています。

なぜ彼らは私たちの法律を無視したのかという疑問を投げかけます。

変更を加えることに触発された連合は、法律で義務付けられているように、PPIAの下で連合を登録していただろう。

マシュー・ワレとリック・ホウはCARE連合を使用するべきではありません-それは連合ではなく、基本的に私たちの人々が彼らを信じることを期待してDCGAを悪口で他の候補者を中傷する人々のグループです。

真の連合はPPIAの下で登録されていたでしょうが、なぜソロモン諸島民主党(SIDP)と民主同盟党(DAP)は連合を登録しないことを選んだのですか?彼らは自分自身に自信がありませんか?それとも、彼らはただ気にしないのですか?

有権者にとって、CARE連合は違法な連合であるため、真剣に受け止めるべきではありません。

それ以上に、おそらく連合の指導者-マシュー・ワレとリック・ホウは、合法的な法律-PPIA-の要件を回避することを故意に決定しました-これは彼らの本当の色のボリュームを物語っています。彼らは本物ではなく、単に彼らを権力に導くために「CARE連合」を使用しました。彼らは気にしません!!

 

CARE連合は合法と認められた。マシュー・ワレは首相候補である。

Officials Confirm CARE's Legal Registration - Tavuli News

政党委員会は、首相と内閣の暫定事務所からの異議申し立てを受けて、CARE連合の登録を検証

政党委員会は、CARE連合が規定された期間内に政党法に基づいて正常に登録されたことを正式に確認しました。政党委員会の登録官は、SIBCとのラジオトークバックショーでこの登録を確認。この確認は、連合としてのCAREの地位に関する首相と内閣の暫定事務所の声明に続いて行われます。OPMCは当初、法人としてCAREに異議を唱えた。OPMCによると、CARE連合は政党完全性法(PPIA)に基づいて登録されていなかった。OPMCの声明は、政党の完全性法を無視していると見なしたものを批判し、国の法律を遵守しない態度を示唆。

OPMCの主張に反して、政党委員会の登録官であるグリンソン・ガロは、連合が実際に与えられた時間枠内に登録されていることを明らかにした。ガロはさらに、CAREは、連合は通常選挙後に形成されるため、選挙前に登録された国の歴史の中で最初の連合であるという区別を保持していると説明した。この主張は、政党委員会のフランシス・ビリー・ヒリー委員長によって支持され、選挙前または選挙後に連合を登録できることを確認した。政党整合性法第53条は、連合の形成手順も明示的に概説している。

 

ソガヴァレ首相の糾弾もどこ吹く風。西部州ノロの町でCAREの結党式が数百人の国民を集め行われた。ノロはマグロ缶詰工場があり重要な地域

CARE coalition stages ‘big bang’ launch in Solomons’ Noro town - In-depth Solomons

西部州ノロの町での「CARE」連合の立ち上げには、何百人もの人々が現れ、国の政府交代の必要性を表明。
西ニュージョージア州ボナヴォナ周辺の人々は、打ち上げを目撃し、スピーチを聞くために忙しい金曜日の午前9時からノロコミュニティセンターホールに集まった。
ウェスト・アレアの元議員ジョン・マネニアルは、ソロモン諸島の政府とリーダーシップを変える時が来たと述べた。
「もう十分だ」とマネニアルは応援する群衆に促した。
マネニアルは、過去5年間、ソロモン諸島は、自国民を無視し、見て見ぬふりをした政府によって率いられたと述べた。
彼は、ソロモン諸島は、同じ現状の下では何も変わらないという現実に目覚めなければならないと述べた。
「私たちには、自国民に影響を与える問題に耳が聞こえず、盲目の政府があった」と彼は言った。
CARE連合のリーダーであるマシュー・ワレは、国が必要とする変化は、有権者が正しいことをし、4月17日に正しい人々に投票する場合にのみ起こると述べた。
ワレは、管理人DCGA政府の下で私たちの党は、この国に提供するものは何もないと言いました。
彼は、4月17日は人々が変更を加え、オフィスから投票できる時間だと言いました。
「私たちには、ソロモン諸島民に支配されておらず、自国民を優先しない政府があります。
「彼らは、非現実的であるため、主力政策を達成できないと言いました。
「しかし、真実は、それは彼らにとって非現実的であり、彼らはそれを行うことができないということです。彼らは国益よりも自己利益を優先するので、彼らはそれを行う方法を知りません」と彼は言いました。
打ち上げに参加した男性と女性は、現在の現状から抜け出す時が来たことに同意しました。
女性はまた、変化を見たいという願望と、高い生活費、高価な学費、農村部の人々が生活水準を向上させる機会が少ないという闘争を共有しました。
CARE連合チームは、4日月曜日にギゾで立ち上げ、5日火曜日にセゲに向かいます。

 

パラオ、アデルバイ大使の怪文書(6)

アデルバイ大使が偽情報を鵜呑みにして、私を誹謗中傷した文書を笹川平和財団に発信するという異常な状況に苦しんでいる。

そしてこれは書いておこうと思うことがある。

2017年9月にJennifer Ansonに呼ばれてパラオ行った時、2日に渡り5時間も話をしたのがBilly Kuartei閣下である。Billyさんとは彼が文部大臣だった90年代、即ちパラオが独立してすぐに遠隔教育をめぐる通信事業で密に連絡を取ってきた。

国際問題研究所のPECCの島嶼国事業を助けるよう、渡辺昭夫先生から協力依頼を受けて、私のアレンジで香港でのPECC会議に彼を招待したこともある。彼はその足でフィリピンに飛びパラオ政府のADB加盟を果たすこととなった。

Billyさんからの5時間に渡るパラオ事情は、島の政治の闇の深さを改めて知る機会であった。小さな島社会ではみんなが親戚で友人であり憎しみや悲しみがより顕著に現れてきてしまうのだ。

現在パラオで展開する海洋安全保障事業は私が一人で立ち上げたのだが、相談した相手はBillyさんだった。彼はハワイの太平洋司令軍でCOFAの協議をしており、私は青山の国連大学からテレビ会議で海洋安全保障事業支援の可能性を打診した。2008年8月のことである。

「日本が海洋事業?今、キーティング司令官らとその話をしていたんだ。」

私は、キーティング司令官がなぜ私の動きを知っているのか訝しく思った。この事業は私が笹川陽平、羽生次郎を動かし始めたのである。後で知ったことは、キーティング司令官は

「この広大な太平洋を守れるのは米国と日本しかいない。しかしその日本の手足を縛ったのは米国である」とBillyさんに話したのだそうだ。

そこに私から海洋支援の話が出されたのだ。その後トントン拍子でミクロネシア三カ国大統領の合意事項として要請が決議された。2008年11月だ。

Billyさんから意外な話が出てきた。

「笹川さんにこんなに金を出してもらっているのに、パラオ国内には笹川さんを嫌うグループがいる。何かお礼ができないだろうか?」

その時、私は笹川陽平が戦後最大の詐欺事件、豊田商事事件とパラオに関係していることは知らなかった。

「彼は名誉が好きですからパラオ名誉市民は喜びますよ」

と言って、その通りになってしまったのだ。その後、パラオの友人たちから「とんでもないことをして!」と怒られた。私も知らなかったとはいえ、深く反省している。

ふと思ったのが、笹川陽平は名誉市民の名前はもらったものの、具体的に何かしているわけではない。日本財団が海難防止協会に出向した海保の職員に金を出してパラオで活動させているだけである。(監視船を供与するのであれば、メンテナンス、燃料、人員の支援は必要と提案したのは私である)海保職員が日本財団のワッペンをつけて活動しているのである。最近海保と日本財団の二重出向が問題となりニュースとなったが似たような話だ。

他方私が身銭を切って、ソロモン諸島のSuidaniさんたちを日本に招聘し議員会館で講演会をアレンジしたのが気に入らないのかもしれない。私は学生の頃から内閣府の青年事業でアセアン諸国の首脳、王室との交流事業を運営してきたので朝飯前の作業なのだ。

現在パラオは米軍がしっかり入っている。日本財団と海保は手を引いて海上自衛隊、防衛省に任せるべきである。私が2008年にミクロネシア海洋安全保障事業を立ち上げた背景には日米同盟の新たな方向を見出すことであった。国交省、海上保安庁ではそれはできない。

 

I am suffering from an extraordinary situation in which Ambassador Adelbai believes false information and has sent a defamatory document to the Sasakawa Peace Foundation, which defames me.

And this is something I would like to write about.

When I was invited by Jennifer Anson to Palau in September 2017, I spoke to His Excellency Billy Kuartei for five hours over two days; I have been in close contact with the Hon. Billy in the 90s when he was Minister of Education, namely in the communications project over distance education as soon as Palau became independent.

I once invited him to a PECC conference in Hong Kong, arranged by myself, after receiving a request from Professor Akio Watanabe to assist the PECC island country project of the Japan Institute of International Affairs. He then flew to the Philippines to facilitate the Palauan Government's accession to the ADB.

The five hours of Palauan affairs from Billy-san was an opportunity to learn anew the depths of the darkness of the island's politics. In a small island society, where everyone is a relative and a friend, hatred and sadness become more pronounced.

The maritime security project currently operating in Palau was set up by me alone, but the person I consulted was Billy-san. He is in the Pacific Command in Hawaii and is consulting about the COFA. I contacted him via videoconference from the United Nations University in Aoyama about the possibility of supporting the maritime security project in August 2008.

'Japan for maritime projects? I was just talking about that with Commander Keating and others."

I wondered how Commander Keating knew of my move. This business was initiated by me with Yohei Sasakawa and Jiro Hanyu. I later found out that Commander Keating said

"The US and Japan are the only two countries capable of defending this vast Pacific Ocean. But it was the US that tied Japan's hands and feet", he told Billy.

Then, I suggested maritime assistance. The three Micronesian presidents quickly agreed to the request in November 2008.

Mr Billy told me a surprising story.

He said, "Mr Sasakawa has given us so much money, but there is a group in Palau that doesn't like him. Is there anything we can do to thank him?"

At the time, I did not know that Yohei Sasakawa was connected to the biggest post-war fraud case, the Toyota Shoji case and Palau.

'He likes honour, so Palau Honorary Citizens will be delighted.'

And he did. Afterwards, my Palauan friends were furious at me for doing something so outrageous!" They were angry with me. Although I did not know he was doing it, I deeply regretted it.

It occurred to me that although Yohei Sasakawa was named an honourary citizen, he has not done anything concrete. The Nippon Foundation simply pays Coast Guard personnel seconded to the Maritime Safety and Security Association to work in Palau. (It was I who suggested that if a surveillance vessel was to be provided, maintenance, fuel and manpower support would be necessary. The issue of double secondment between the Coast Guard and the Nippon Foundation has recently made the news, but Palau case is a similar story.

On the other hand, they may not like the fact that I spent my own money to invite Hon. Suidani and his colleague from the Solomon Islands to Japan and arranged a lecture at Parliament Members' Office Building. I have been running exchange programmes with the heads of state and royal families of ASEAN countries as part of the Cabinet Office's Youth Programme since I was a student, so it was a piece of cake for me.

Palau is currently firmly in the hands of the US military. The Nippon Foundation and the Coast Guard should back off and leave it to the Japan Maritime Self-Defence Force and the Ministry of Defence. My motivation behind the launch of the Micronesia Maritime Security Project in 2008 was to find a new direction for the Japan-US alliance. The Ministry of Land, Infrastructure and Transport and the Japan Coast Guard cannot do that.

パラオ、アデルバイ大使の怪文書(5)

Jigensha interviewed to the Sasakawa Peace Foundation and me about the Palauan Ambassador Adelbai's suspicious letter regarding the Solomon Islands, Malaita Province, and the invitation of Honorable Suidani, and reported.  Both the interviewer and I had questions about the Foundation's puzzling response, and we spoke in the space while introducing this report.

ソロモン諸島、マライタ州、スイダニ閣下招聘を巡る、パラオのAdelbai大使怪文書について、示現舎が笹川平和財団と私に取材し、報道しました。財団の不可解な対応に取材者も私も疑問を持ち、この報道を紹介しながらスペースで話しました。

 

https://jigensha.info/2023/11/13/parao/

jigensha.info

 

 

https://jigensha.info/2023/11/17/parao-2/

jigensha.info

 

 

示現舎の報道から読み解く🧶なぜ笹川とパラオ🇵🇼は私達のソロモン諸島スイダニ閣下日本招聘にシャシャリ出てくるのか? 前編

https://twitter.com/i/spaces/1BdGYrzWreBJX?s=20

 

後半ソロモン諸島の日本招聘になぜパラオと笹川がしゃしゃり出てくるのか?

https://twitter.com/i/spaces/1yoKMwQjvERJQ?s=20

16 days with Malaitan in Japan -13 Memory of Tokyo 1-6 Oct. 2023

1-7 Oct. 2023 Suidani/Talifilu in Tokyo

They arrived Haneda Airpor 23:59 of the 1st Oct. 2023

 

Hotel in Tokyo was next to the British Embassy

 

 

 

They enjoyed Indian curry

Daniel Suidani閣下と政策アドバイザーのCelsus Talifilu氏は、2023年10月1日、予定の23:59より若干速く東京羽田に到着した。

二人の来日の話は2023年3月頃。すなわちSuidani閣下がマライタ州の知事の座を追われて、命の危険を感じ国を出た後すぐに私のところに打診があった。
なぜ私のところに? 不思議な事にソロモン諸島の詳細をフォローし、現地のSuidani氏とコンタクトを持っている人は日本には一人もいないのである。
私は数少ない太平洋島嶼国の専門家であり、博士論文はバヌアツを対象としたのでメラネシアにも詳しい。

来日までの7ヶ月間。来る来ない、が続き私は既に疲れ果てていた。ビザの件が一番苦労した。しかし、その間徹底的にソロモン諸島と日本の関係など調べることができた。

2023年10月の16日間。Daniel Suidani閣下と政策アドバイザーのCelsus Talifilu氏が来日した事は日本とソロモン諸島の歴史に残る事業だったのだ。
ご協力いただいた多くの皆様に再度感謝し、引き続き情報を発信していきます。

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Hon Daniel Suidani and his policy adviser Mr Celsus Talifilu arrived at Tokyo Haneda on the 1st of October 2023, slightly earlier than the scheduled time of 23:59.

I was approached about their visit to Japan around March 2023, shortly after Hon. Suidani was forced out of his position as Governor of Malaita and left the country in fear for his life.
Why did it come to me? Strangely enough, there is no one in Japan who follows the details of the Solomon Islands and has contact with Mr Suidani there.
I am the only Pacific Islander specialist in Japan and my PhD thesis was on Vanuatu, so I am also familiar with Melanesia.

It was seven months before they came to Japan. I was already exhausted. The visa was the most difficult thing. However, during that time I was able to thoroughly research the relationship between the Solomon Islands and Japan.

The visit of Hon Daniel Suidani and his policy adviser Mr Celsus Talifilu to Japan for 16 days in October 2023 was a historic event in the history of Japan and Solomon Islands.
I thank again the many people who helped and will continue to keep you informed.

16 days with Malaitan in Japan -12 Japan-China relations

1?.Oct.2023 Suidani/Talifilu Nijo Castle

 

 

Hibiya Park, Tokyo

私が、SuidaniさんとCelsusさんに日本で見てもらいたかったものは、一言では語れない日中関係である。インド・中国の専門家でなくても2千年の歴史を、日本に生まれ育てば、身の回りに感じる。

太平洋で展開する中国の動きを私は誰よりも知っている。だから Suidaniさんの立場は100%理解し、支持する。

他方、反中の姿勢を固辞するSuidaniさんを支援する米国の言説はあまりにも単純である。インド・中国そして日本の数千年に及ぶ歴史を何も知らないで二極化する単純思考である。米国人は戦前の宋美齢のプロパガンダから未だ解き放たれていないのか、とも思う。

東京では、霞ヶ関での会議の合間を縫って、SuidaniさんとCelsusさんを日比谷公園を案内した。松本楼にある孫文の小さな展示物を見せたかったのだ。百年前Umeya Syokichiが自らの財産、今のお金にして2兆円ほど支援し、孫文の革命を支援したのだ。

そして、京都。二条城も、京都それ自体も中国の模倣である。千二百年前の日本は中国のコピーなのだ。Celsusさんに、日本には100万人近い在日中国人がいると伝えたら驚いていた。

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What I wanted Hon Suidani and Mr Celsus to see in Japan is a Japan-China relationship that cannot be summed up in a single word. You don't have to be an expert on India and China to feel 2,000 years of history around you if you were born and raised in Japan.

I know more than anyone else about the Chinese movements unfolding in the Pacific. So I understand and support Suidani's position 100 per cent.

On the other hand, the US discourse in support of Ms Suidani's staunch anti-Chinese stance is too simplistic. It is simplistic thinking that polarises India, China and Japan without knowing anything about their thousands of years of history. One wonders whether the Americans have not yet freed themselves from the pre-war propaganda of Song Mei-ling.

In Tokyo, I took time out from a meeting in Kasumigaseki to show Suidani and Celsus around Hibiya Park. I wanted to show them the small Sun Yat Sen exhibition in the Matsumoto Ro restaurant. One hundred years ago, Umeya Syokichi supported Sun Yat-sen's revolution with his fortune, about two trillion yen in today's money.

And Kyoto. Nijo Castle and Kyoto itself are Chinese imitations. Celsus was surprised when I told him that there are nearly one million Chinese living in Japan.