ガダルカナル連合軍上陸八十周年

2022年、8月7日はガダルカナルに連合軍が上陸した八十周年だった。日本軍が人海戦術で作ったホニアラの飛行場を奪い取ったのだ。

式典には米国ジャーマン国務副長官、ケネディ駐豪大使も出席。世界が注目し、シャーマン国務副長官自らSNSでどんどん情報が出てくる。もちろん現地と現地に入った欧米のメディアからも。

日本からは一切出てこない。肝心の鬼木防衛副大臣のツイッターをフォローしているが何も発信していない。そして、護衛艦きりさめの隊員の殺傷事件。それでも日本語のニュースは皆無だ。やっと昨日8月9日あたりから日本語でも出てきた。

せっかくの日米豪NZ協力の花舞台である。統一教会の事は残念だが、それでも安倍総理の遺産であるインド太平洋構想の成果なのだ。

文句を言っていても始まらない。その式典翌日にはソガヴァレ首相は憲法改正法案を国会に提出。特別に選挙開催を遅らせる。なぜか?太平洋ゲーム開催のためのお金がない、という。本当の目的は北京を背後にしたソガヴァレ政権の確立であることは誰の目にも明確だ。

さて、そんなソロモン諸島の内政に日米豪NZはどのように関与していくべきか。4人5脚は必須である。できれば宗主国英国を含めた5人6脚。

 

まずは米国のプレゼンスに関するシャーマン国務副長官のコメント。

「米国のウェンディ・シャーマン国務副長官は、ソロモン諸島を含む太平洋地域における米国のプレゼンスは突然のものではなく、同盟とパートナーシップに再投資するというバイデン政権の方針であると断言した。」

いや突然なんです。だから米国も何をしていいかわからない。冷戦終結後米国が太平洋から姿を消して30年。だた米国は豪州の外交政策、外交姿勢に問題があることは気がついています。

Sherman: US Presence in PICs and SI Is Not Sudden, it’s about what President Biden instructed us to do - Solomon Islands Broadcasting Corporation (SIBC)

 

そしてNHKもやっとニュースに。

今回の慰霊式には遺族や旧日本軍の関係者でつくる団体も参列を検討していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響などで見合わせたということです。」

この遺族会は統一教会や反しゃ組織と関係していることがあるので不参加でよかった。もし本当に英霊を思うのであれば、ソロモン諸島の社会開発に貢献しているだろう。遺骨収集は別の目的を行う言い訳である。この人たちがどれだけソロモン諸島の政治を理解しているのか?

ガダルカナル島の戦いから80年 日本政府主催の慰霊式 | NHK

 

共同も英語で出した。

Japan, U.S. vow to enhance ties with Solomon Islands amid China clout

「日本政府が主催し、キャロライン・ケネディ駐豪米国大使も出席した別の追悼式で、鬼木氏は「愛する人や友人を失った悲しみに耐え、苦難を乗り越えた遺族やその他の人々に深い敬意を表します」と述べ、太平洋諸島諸国とのより強い絆を築くことへの希望を表明した。」

鬼木副大臣に誰か、ケネディ大統領と、戦艦あまぎの花見艦長の交友を教えてあげる人はいなかったのであろうか?