ソロモン諸島・中国安全保障協力協定ーチャイナスクールの日本大使達

ソロモン諸島に日本大使館が開設されたのは2016年。

今まで三人の大使が赴任している。その内の2代目遠山大使が離任後に日本で行ったスピーチは目が点になり、ブログでも取り上げた。もちろん英米豪のインテリジェンス達にも知らせた。

日本外務省職員の多くがチャイナスクールである。その背景には親中の国会議員の存在がある。典型的なのは四方敬之現内閣広報官と二階俊博国会議員だ。どうも四方氏はトンガまで同行した(もしくはアレンジした)らしく私が講演した海洋議連で「二階議員がトンガに行かれましたね」と。

二階自民党幹事長の太平洋島嶼国御訪問 | 在トンガ日本国大使館

私がその意味を理解したのは1年後位だったか。カジノ関係で二階議員が何者か初めて知った時であった。四方氏は中国を念頭に置いた海洋安全保障は進めないと私に返してきたのだ。しかし当時の安倍政権は私の声を聞いてくれた。

外務相が親中になるのは仕方がないかもしれないが、遠山大使のスピーチを読むと何のために大使館を設置したのか?愕然とする。

ところが遠山大使だけではなかった。

 

初代大使は木宮憲市氏 

2016年(平成28年)から2018年(平成30年)初代ソロモン諸島駐箚特命全権大使

東京都立川市出身。東京都立国立高等学校を経て1975年創価大学法学部卒業。1978年外務省入省国際開発高等教育機構事務局長兼研究部長在モザンビーク日本国大使館参事官在パプアニューギニア日本国大使館大使、在ソロモン日本国大使館参事官を経て、2016年から初代ソロモン駐箚特命全権大使を務め日本戦没者遺骨収集推進協会の設立を受け、ガダルカナル島の戦い遺骨収集事業を進めるなどした。 以上wikiより

2代目が遠山 茂 氏

2018年4月にソロモンに赴任し,2020年5月末に帰朝

1978年の入省時より中国専門職として42年の在職期間のうち、およそ8割は中国関係の業務に従事

3代目が森本康敬氏

2020年から2022年3月まで

奈良県出身奈良県立五條高等学校を経て横浜市立大学文理学部卒業後、1980年に外務省に入省し韓国語を専門とした。外務省北米局日米安全保障条約課長補佐在中華人民共和国日本国大使館一等書記官、外務省アジア大洋州局北東アジア課日韓交流室長在大韓民国日本国大使館参事官等を経て、2016年から釜山総領事を務めたが、総領事館前への慰安婦像の設置を受け、対抗措置として日本政府より一時帰国させられ、知人との会食中にこの政府方針への批判を展開したため、着任1年足らずの2017年に更迭されたと報じられた。一方、菅義偉内閣官房長官記者会見で「通常の人事だ」と述べ、このような見方を否定し、森本総領事も「覚えていない」と話したとされる。同年外務省外務報道官・広報文化組織広報文化外交戦略課広聴室長。2018年外務省大臣官房会計課福利厚生室長。2020年にソロモン諸島駐箚特命全権大使に任じられた。ウィキから

4代目 三輪芳明氏 2022年3月から

前在ダバオ総領事 あまり情報がない。。

 

中国は太平洋の小さな島々にベストアンドブライテスト且つ、経験豊かな外交官を配置している。外務省から大使を出してはいけない。パラオ語でスピーチができるようになった柄澤大使を見習って、この地域に利害関係の明確な省庁の人材を活用すべきだ。