太平洋の軍事基地化は真珠湾攻撃以前豪州が開始

ソロモン諸島の話の中で、日本のガダルカナル侵略の話がよく出てくる。中国の現在の行動が、1942年のガダルカナル侵攻と同じだ、という言説だ。

しかし繰り返すが太平洋では1939年9月から第二次世界大戦が開始し、ニュージーランド、豪州は軍事基地化を開始。ドイツ軍はナウル奪回に動いた。米国は米領サモア、グアム、フィリピン、ハワイと既に軍事基地化を進めていた。

防衛研究所の研究員は、現在の中国の太平洋進出と日本の過去が同じだと書いている。日本の軍事史研究はガダルカナルの日本軍の動きしか追えないのだ。

ニューカレドニアは自由フランスを支持し豪州が基地を設置

バヌアツもそうであった。機械訳を貼っておく。

New Hebrides in World War II | World War II Database

1606年にヨーロッパ人が初めてニューヘブリディーズ諸島に上陸し、18世紀にはイギリスとフランスによって植民地化された。1906年、両大国は島を共有することに合意した。イギリスとフランスは、それぞれ1名ずつニューヘブリディーズ諸島の行政を監督する居住者を任命し、それぞれの国の法律を執行する同等の権限を持たせた、ヨーロッパの植民地主義の歴史の中でもユニークなコンドミニアムとなった。イギリスはホグ・ハーバーに首都を置き、フランスはセゴンドを拠点に統治を行った。

1940年にフランスがドイツに敗れると、フランス人居住者(現在は非交戦国のヴィシー・フランスに回答)が存在し続けたものの、戦争の過程でより影響力を持つようになったのは英国人居住者であった。

1941 年初め、豪州軍はニューヘブリディーズ諸島のマレクラ島を拠点にニューヘブリディーズ防衛軍を創設し、この軍は後に豪州人と植民地人 2,000 人の規模に拡大した。

1941年12月に太平洋戦争が始まると、ニューヘブリディーズ諸島はオーストラリアとアメリカの間に位置し、後にソロモン諸島にも近いことから、エスピリトゥサント島、エファテ島などの島々は飛行場や海軍の停泊地として、連合国軍にとって重要な軍事基地となった。例えば、エスピリトゥサント島では、戦争初期に米海軍の建設大隊の兵士が密林を切り開いて、全長6,000フィートの飛行場を建設した。ニューヘブリディーズ諸島はアメリカ陸軍の部隊によって防衛されたが、最終的にこれらの島々は日本軍による侵略の脅威を受けることはなかった。戦後、イギリスとフランスはニューヘブリディーズ諸島の統治を続け、1980年にバヌアツ共和国として独立を果たすまで続いた。